【QRコードの作り方】QRコードの用語の説明(その1)

ここでは、QRコードの読み取りや読み込みの仕組みについて述べる。まずは、QRコードの用語について解説する。

1.【モジュール】(Module)

モジュールとは QRコードのシンボルを構成する最小の単位セル。モジュールの大きさは型番により決定され、 最小サイズは「型番1」の21×21モジュール。最大サイズは「型番40」の177×177モジュール。 データの1ビットが1モジュ ールに相当する。

2.【型番】(Version)

型番とは

1から40の番号で表されるシンボルの大きさ。 最小の大きさは「型番1」の21×21モジュール。最大の大きさは「型番40」の177×177モジュール。

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3.【誤り訂正レベル】(Error Collection Level)

誤り訂正レベルとは

QRコードに汚れなどがあっても正確に読み取れるように、読み取り不能や読み取り間違いのモジュールを 修正するために付けられる誤り訂正語のデータ語に対する割合。下記の4レベルがある。

  ・ レベルL (コード語の約7%が復元可能)
  ・ レベルM (コード語の約15%が復元可能)
  ・ レベルQ (コード語の約25%が復元可能)
  ・ レベルH (コード語の約30%が復元可能)

誤り訂正レベルごとの読取テストへ

4.【モード】(Mode)

モードとは QRコードの中に定義される文字列の表示方法を表す。一般的にはよく使われるモードは、数字データモード、 英数字データモード、8ビットバイトデータモード、漢字データモードの4つと、その4つを組み合わせた 混合モードである。

5.【モード指示子】(Mode Indicator)

モード指示子とは 次のデータ文字列がどのモードで符号化されるかを示す4ビットの識別子

6.【文字数指示子】(Character Count Indicator)

文字数指示子とは モードの中でデータ文字列の長さを定義するビット列

7.【マスクパターン参照子】(Mask Pattern Reference)

マスクパターン参照子とは シンボルに適用されるマスク処理パターンのために使用するビットの識別子。

8.【マスク処理】(Masting)

マスク処理とは QRコードを読み取り易くするために行う処理。マスク処理パターンは8種類用意されており、その中で最も、 明モジュールと暗のモジュール数を均一化し、画像の高速処理の障害となるパターンの発生が抑えられるマスクを採用する。 マスク処理は、符号化領域のビットパターンとマスク処理パターンをXORする。

9.【コード語】(Code Word)

コード語とは 実際QRコードで読み取りたいデータが書き込まれたデータ。

10.【誤り訂正語】(Error Collection Word)

誤り訂正語とはQRコードに汚れなどがあってもデータ語を正確に読み取れるように、読み取り不能や読み取り間違いのモジュールを 修正するために余分に付けられるビット。誤り訂正語はデータ語から計算して作成される。

11.【埋め草コード語】(Pad Code Word)

埋め草コード語とは 空のコード語位置を埋める目的で使用るするデータを示さない仮のコード語。 コード語の数がシンボルの容量に満たない場合に使用される。

12.【埋め草ビット】(Padding Bit)

埋め草ビットとは データビット列の終端パターンの後にある最終コード語の空の位置を埋める目的で使用するデータではないゼロのビット。

13.【残余ピット】(Remainder Bit)

残余ピットとは 符号化領域が8ビットのシンボル文字で割り切れない場合に,最終シンボル文字の後にあるシンボル符号化領域の 空の位置を埋める目的で使用されるデータではないゼロのビット。

14.【残余コード語】(Remainder Code Word)

残余コード語とは データ及び誤り訂正コード語の総数が,シンボルの容量を満たさない場合に、シンボルを完成させるために 空のコード語位置を埋めるために使用する埋め草コード語。

15.【終端パターン】(Terminator)

終端パターンとは データの終りを表すビット列。データの最後に使用し、0000のビット列になる。

モジュールの座標について

モジュールの座標の決め方 モジュールの座標は,シンボルの行と列の座標(X,Y)で定義される。XとYは0から数え始める。Xはモジュールの位置する行を上から下へ数える。Yはモジュールの位置する列を左から右へ数える。座標(0,0)はQRコードの左上の 位置になる。



    
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このページでは、QRコードの読み取り方法や読み込みの仕組みについて述べる。
【QRコードとは】QRコードは二次元バーコードの1つで、1994年に株式会社デンソーにより開発されました。現在は分社化により株式会社デンソーウェーブが特許権(特許第2938338号)を所有していますが、デンソーウェーブが保有する特許の権利行使を行わないことを宣言しています。そのため、日本国内だけでなく国際規格でも規格化されており、誰でも仕様を入手することができたため、携帯電話をはじめ多くの分野で広く普及しています。QRCodeのQRはQuick Responseの略で、読み取りの速さと正確さ、操作性の高さなど目指して開発されました。
【QRコードのサイズ・大きさとは】21セル×21セルから177セル×177セルまで(型番が一つ上がるごとに一辺につき4モジュールずつ増加する)
【QRコードの最小サイズとは】QRコードの最小サイズは、型番が1の時で21セル×21セル
【QRコードの最大サイズとは】QRコードの最大サイズは、型番が40の時で177セル×177セル
【QRコードの最大文字数とは】QRコードの最大文字数は、型番と誤り訂正レベルによって、格納できる文字数が決まっている。最大文字数は「型番=40」、「誤り訂正レベル=L」の時、数字モード:7089文字、英数字モード:4296文字、8ビットバイトモード:2953文字、漢字モード:1817文字となる。
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【関連リンク】
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